広島・呉・松山の
定期航路を楽しむ”シーパセオ”

瀬戸内海の自然を感じながら、
ゆったりと流れるくつろぎの時間。
思い思いに過ごせるリラックス空間。
「シーパセオ」は、まるで海上に浮かぶ公園で
くつろいでいるかのような、
そんな時間の体感を目指しました。
これまでのフェリーでは成し得なかった、
「瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園」
の誕生です。

船名「シーパセオ」―海の散歩道

「SEA(海)」と「PASEO(スペイン語で遊歩道)」を組み合わせ、航路を散策する楽しさや、海上の公園感を表現しました。

シンボルマーク

広島・呉・松山の3都市をハートで表し、それが海上で繋がる様子を表しています。公園や遊歩道に佇むクローバーの葉の形もイメージしています。

風光明媚な瀬戸内海国立公園のロケーションを
「移動する海上公園」から楽しむという新感覚。

風を感じる屋外空間の充実や、船内回遊を促す空間構成、
思い思いの憩いのスタイルを反映した客室タイプなど、
フェリーを公園として楽しむための
様々な仕掛けを新たに取り込みました。

Park on the SETONAIKAI

瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園

SHINE DECK

屋上 「シャイン・デッキ」 は、 瀬戸内海のしまなみや水平線を展望できる海上の一等地。「Park on the SETONAIKAI」を満喫するしかけとして、日差しを遮るガゼボ(あずまや)や人工芝のグリーンテラスを設けました。

EXTERIOR DESIGN

インテリアに展開した「場」を視覚化するダイナミックな円造形を、船体のエクステリアにそのまま融合させ、外観の特徴として取り込んでいます。

船体デザインは水平基調の多層カラーリングとし、船体が伸びやかに見えることを意図しました。
紺色と白色のコントラストに加え、白色部はライトグレーとのツートン、紺色部はフロア層に黄色の帯をアクセントとして対比させています。

INTERIOR DESIGN

客室階の先頭部は、静かにゆったりと過ごす「KAI(=快)」のゾーン。 中央部は仲間との会話を楽しんだり飲食ができる「KAI(=会)」のゾーン。 船尾部は中庭的な屋外空間を取り込んだ開放感ある「KAI(=開)」 のゾーン。それぞれのテーマに合わせたインテリアカラーをデザイン展開しています。

エリア紹介

様々な場所から、
景色や船内時間をお楽しみ頂けます。

CRUISE COURT

静かにゆったりと過ごす
快適エリア

瀬戸内海の眺望を楽しみたい方、 仮眠を取りたい方、PC作業をされるビジネスマンなど、 様々なシーンに対応する多様なシートを設けています。
開放的なフェリー空間においてもプライベート感や プライバシーに配慮した空間づくりを行っています。

パノラマソファ

進行方向目前に広がる景色を楽しむ、
階段状にレイアウトされた前方眺望席。

リラックス・シート

リクライニング可能な、ゆったりとした座り心地。
パソコンが置けるミニテーブルを完備。

OZASEKI(おざせき)エリア

靴を脱いでくつろぐ開放感。座席に上がる感覚でくつろげる、リラックス御座席(おざせき)。

GORONE(ごろね)エリア

フェリーならではの醍醐味。波に揺られる感覚を肌で感じる、ごろ寝スペース。ごろ寝しながら海が見える小窓がついています。

OASIS COURT

会話や食事を楽しむ
ラウンジエリア

少人数から大人数まで、グループで活用できる 飲食コーナーとして、リフレッシュ・ラウンジ や、靴を脱いでくつろげる小上がり席を設けています。
また、お一人での飲食スペースとして利用頂ける、充電やPC利用も可能な、海に臨むカウンター席も用意しています。

リフレッシュ・ラウンジ

船上の軽食を楽しむテーブルスペース。
ほっと一息、旅の合間のブレークタイム。

パノラマ・カウンター

海を見つめながら、一人の時間を過ごせるカウンター席。

KOAGARI(こあがり)エリア

靴を脱いで上がる小上がり席。
家族や気の合う仲間同士の団らんスペース。

インフォメーション/カフェ/売店

船内中央部にはフードコート、売店、インフォメーションなど、船内に必要なあらゆるサービスが集約されています。

シーパセオライブラリー

瀬戸内海や海、旅、広島・呉・松山にちなんだ本を集め、船内で楽しんでいただける貸し出し用のライブラリーを新たに設置しました。

瀬戸内海や広島、呉、松山にちなんだ
オリジナル飲食メニュー
の開発や、
シーパセオオリジナル商品を販売しております。
是非一度ご賞味ください。

VACANCE COURT

光と風と船跡
開放的な海を楽しむ船尾エリア

屋上へとつながる螺旋階段を備えた開放的な半屋外空間と、たなびく引波(航跡)を室内から楽しめる船尾客室を備えています。
メイン客室から中庭を隔てた船尾の離れは、子供連れや団体客でも気兼ねなく利用できるスペースです。

パティオ(中庭)

前方客室と後方客室とをつなぐ半屋外空間。心地良い瀬戸内海のそよ風と太陽を感じる船上のパティオ(中庭)

ひき波のHANARE(はなれ)

靴を脱いで上がる展望リビング。 後方に描く引き波の景色を家族やグループ で楽しむことができる、後方のハナレ。

ユニバーサルデザイン

フレキシビリティ

折りたたみ補助椅子

観光・帰省シーズンと平日の乗客数の差に対して、多客時の着席数確保と閑散期の空間の有効活用を意図し、折りたたみ補助椅子を設置しています。

シート折りたたみ時

シート展開時

多様なお客様へのユニバーサルな対応

バリアフリー設計

バリアフリーエレベータや手すりの設置、バリアフリーサイン(点字など)、バリアフリー客室(スロープ付のごろ寝エリア)の設定など、各種ユニバーサル対応に取り組んでいます。

インバウンド対応

サインの表示を原則2ヵ国語表記として展開しています。

バリアフリーエレベーター

車椅子スペース

サイン表示

点字サイン

スペック

外構設備配置

  • A

    しお風のガゼボ [Shiokaze Gazebo]

  • B

    しお風のグリーン・テラス [Shiokaze Green Terrace]

  • C

    そよ風のパティオ [Soyokaze Patio]

シート配置

  • D

    パノラマ・ソファ [Panorama Sofa]

  • E

    リラックス・シート [Relax Seat]

  • F

    GORONE(ごろね)エリア [GORONE area]

  • G

    OZASEKI(おざせき) エリア [OZASEKI area]

  • H

    リフレッシュ・ラウンジ [Refresh Lounge]

  • I

    KOAGARI(こあがり)エリア [KOAGARI area]

  • J

    パノラマ・カウンター [Panorama Counter]

  • K

    ひき波のHANARE(はなれ) [Hikinami HANARE]

設備配置

  • L

    売店 [kiosk]

  • M

    ラゲッジ・スペース [Luggage Space]

  • N

    ジャンプ・アップ・シート [Jump Up Seat]

■諸元

船種:旅客船兼自動車渡船 / 全長:61.00m / 垂線間長:55.00m / 全幅(型):13.60m / 深さ(型):3.80m/構造喫水(型):3.15m
/ 満載喫水(型):3.00m/総トン数:902t/ 主機関:ニイガタ6MG26HLX×2基/旅客定員(3H未満):300名
/ 車両積載台数:35台(乗用車換算)/航海速力:14.5ノット

■コンセプト:瀬戸内海汽船プロジェクトチーム & GKデザイングループ (GK-DRI:共創ワークショップ運営)

■デザイン:GKデザイングループ (GKデザイン総研広島:内外観デザイン&ブランディング)

■建造:株式会社神田造船所

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