観光型高速クルーザー
SEA SPICA
シー・スピカ
瀬戸内海汽船グループは、2019年5月8日に締結した
「せとうちエリア海事観光の振興に向けた連携協定」に基づき、
観光型高速クルーザー「SEA SPICA」を2020年夏、就航いたしました。
瀬戸内海汽船グループおよびJR西日本グループの船と鉄道を組み合わせた新しい瀬戸内周遊ルートにより、
より多くのお客様に瀬戸内の魅力をお届けしてまいります。
CONCEPT
「SEA SPICA」(シー・スピカ)
SPICA(スピカ)とは、豊穣の女神を象徴する乙女座の一等星で、日本名を真珠星と言います。
この船が、瀬戸内の海で青白く美しい輝きを放ちながら、お客様を自由で開放的な旅に誘いたい、
という思いを込めて命名したものです。
・瀬戸内の多島美を贅沢かつ効率よく楽しむための設備および高速性能を具備
・デッキを含めたバリアフリー対応
・訪日外国人旅行者にも快適にご利用頂ける船内設備
・旅行会社によるチャーターにも適した90人程度の座席定員
NEWS
DESIGN
外観
濃い青色と、真っ白なボディとの対比を基調に、瀬戸内の夕焼けをイメージする金色がPOINTで入っています。
客席1階
・従来の高速船とは異なる特注ソファ型座席
・各席にテーブルやドリンクホルダーを設置
・窓側の座席を少し外側に方向け、背ずりもやや低くすることで、窓から景色をお楽しみ頂けるように工夫
・Wi-FiやAC電源はもちろん、訪日外国人旅行者にも対応出来る高音質・高画質の案内設備
・観光ガイドやお土産物等の販売を行います
・フリースペースとしての屋外デッキ
・瀬戸内の島々をイメージしたユニークなソファを設置
・バリアフリー対応として階段に昇降機を設置
※本船のバリアフリー設備は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けています。
Designer
川西 康之(かわにしやすゆき)氏
建築家、デザイナー。イチバンセン代表取締役
・1976年 | 奈良県生まれ |
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・2014年 | 株式会社イチバンセン ICHIBANSEN 設立 |
・2020年 | 春運行開始予定 JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」のデザインも手掛ける |
・土佐くろしお鉄道 中村駅リノベーション
ブルネル賞 他12賞
・肥薩おれんじ鉄道 ロゴタイプデザイン
ロゴタイプデザイン最優秀賞
・枕崎駅 駅舎
グッドデザイン賞
・えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花
国際デザインアワード 公共デザイン部門最優秀賞他6賞
COOPERATION
官民の連携について
本船の建造にあたっては、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が2018年度に創設した「国内クルーズ船」の共有建造精度活用の、第一号案件として2019年9月17日に内定を受けたところです。
今回の新造船舶の導入を海事観光の推進につなげ、国土交通省が海や船をより多くの方々に楽しんで頂くことを目指して推進する「C to Sea プロジェクト」にもせとうちエリアから貢献し、誘客拡大を目指します。